1.1 歴史と基本情報
兵庫県西宮市に鎮座する西宮神社(にしのみやじんじゃ)は、全国約3,500社ある「えびす神社」の総本社として知られる由緒正しい神社です。
地元では親しみを込めて「西宮のえべっさん」と呼ばれ、商売繁盛や家内安全を願う多くの参拝者でにぎわいます。
創建は平安時代以前とされ、正確な創建年は不明ですが、古代から「大市(おおいち)」が開かれた地としても知られています。
西宮という地名の由来とも深く関わっており、地域の経済・文化の中心を担ってきた神社です。
西宮神社は特に「十日戎(とおかえびす)」や「福男選び」といった全国的に有名な行事を通じて、その存在感を広く知られています。
また、境内は広く、静寂で落ち着いた雰囲気の中に社殿や庭園が整備されており、観光スポットとしても高い人気を誇ります。
1.2 西宮神社の御祭神「えびす様」とは?
🔹 拝殿

西宮神社の主祭神は、蛭子大神(ひるこのおおかみ)=えびす様です。
えびす様は、七福神の一柱としても有名で、商売繁盛・漁業豊穣・開運招福の神として信仰されています。
えびす様は他の神々と違い、「微笑んでいる」「鯛を抱えて釣竿を持っている」といった親しみやすい姿で描かれることが多く、
そのおおらかなイメージから老若男女を問わず広く親しまれています。
また、関西では特に親しまれ、「えべっさん」と呼ばれることが多く、
西宮神社の十日戎では「えべっさんに福をもらいに行く」というのが年始の風物詩となっています。
興味深いのは、えびす様は耳が聞こえないとも言われ、願い事は大きな声でしっかり伝えると届くというユニークな風習も残っています。
そんな温かみのある信仰スタイルも、えびす様ならではの魅力です。